ロックダンス初心者さんへ!5つの基本ステップと練習方法!
こんにちは。ダンサーの YUUNOSUKE です。
LOCK DANCE(ロック・ダンス)とは?どんな、ダンスなのでしょうか
LOCK(ロック)は、1970年代に誕生した ストリートダンス で、LOCK、LOCKIN’(ロック、ロッキン)とも呼ばれていて、音楽の、ROCKではなく、鍵をかける、LOCK(ロック)するという意味のダンスです。
ロックダンスには、日常の何気ない動きを取り入れた動きなどが多いのも特徴です。
ということで、ロックダンスをしてみたいけど、どうしたらいいの?という、ロックダンス初心者方に向けて、ここでは、ロックダンスのジャンル説明、歴史、基本ステップなどを解説していきたいと思います。
よかったら、参考にしてみて下さいね。
目次
- 1 LOCK DANCE(ロック・ダンス)とは?
- 2 ロックダンスの歴史
- 3 1970年代の曲で踊られることが多いロックダンス
- 4 ロックダンス初心者のための基本と練習方法
- 5 まずは基本の5つのステップをマスターしよう!
- 6 ロックダンスの基本ステップ
- 6.1 GIVIN’ FIVE(ギビング・ファイブ)
- 6.2 DOUBLE CLAPS(ダブル・クラップ)
- 6.3 Don Campbelllock WALK(ドン・キャンベルロック・ウォーク)
- 6.4 LOCKERS’ STEP(ロッカーズ・ステップ)
- 6.5 SUKUBOPPU(スクーボップ)
- 6.6 RIO WALK(リオ・ウォーク)
- 6.7 SKEETER RABBIT(スキーター・ラビット)
- 6.8 MUSCLE MAN(マッスル・マン)
- 6.9 STOP AND GO(ストップ・アンド・ゴー)
- 6.10 WHICH AWAY(ウィッチ・アウェイ)
- 6.11 SCOOBOT HOP(スクーバーホップ)
- 6.12 KICK WALK(キック・ウォーク)
- 6.13 MASTERPIECE HANDSHAKE(マスターピース・ハンドシェイク)
- 7 ロックダンス初心者さんへ!5つの基本ステップと練習方法!のまとめ
LOCK DANCE(ロック・ダンス)とは?
ロックダンスは、LOCK、LOCKIN’(ロック、ロッキン)とも呼ばれていて、音楽の、ROCKではなく、鍵をかける、LOCK(ロック)するという意味のダンスです。
激しい動きから、 突然止まる、「カチャ」っとポーズする(ロックする)という動きから、名前の由来がきています。
この、ロックするという言葉からイメージできるように、身体の各箇所を鍵をかけるかのように、固定してピタっと止ったり、そして、また動き出すことで流れを作るのが、ロックダンスの特徴です。
また、すばやいキレのある動きの中で、「ポイント」と呼ばれる指を差したりする動きもあり、曲のリズムに合わせて、身体の各箇所、筋肉をコントロールしていくことが大事なダンスになります。
ロックダンスを作ったのはアメリカ人の、Don Campbellock(ドン・キャンベルロック)です。
ちなみに、「ポイント」の動きは、1969年、L.A.(ロサンゼルス)で、彼は当時流行していたダンスの、Funky Chicken(ファンキー・チキン)をドンキャンベルロックが上手に踊ることができず、そのダンスを見ていた観客から笑われたそうです。
その時に、笑っていた観客を、ドンキャンベルロックが指を差したのが始まりで、ドンキャンベルロックの名前をとって、ロックという名称になったとも言われています。
芸能人では、DAPUMPの、ISSAさん、KENZOさん、などが得意とするダンススタイルがこれに当たります。ちなみに、KENZOさんは、世界のロックダンス大会で優勝した経歴もあります。
ストリートダンスの、ジャンルの中では、大人数で踊ると、よりタイトでキレイなダンスに見えます。
ロックダンスの歴史
ロックダンスは、1970年代に始まりました。
1970年代は、ストリートダンスの歴史で言うと、OLD SCHOOL(オールド・スクール)の時代です。
ダンスで「オールドスクール」というと、BREAKIN’(ブレイキン)、POP(ポップ)、そして、この、LOCK(ロック)の3つを差すことが多いです。
さきほど紹介した、ドンキャンベルロックが所属していたチームである、The Lockers(ザ・ロッカーズ)が、Saturday Night Live(サタデー・ナイト・ライブ)に出演し、1972年には、TV番組、Soul Train(ソウル・トレイン)に起用され、一躍脚光を浴びました。
このチームには、映画BREAKIN’(ブレイクダンス)に出演した、Shabadoo(シャバドゥー)や、日本にロックダンスを広めた、重要人物の1人である、TONY GOGO(トニー・ゴーゴー)などがいます。
The Lockers(ザ・ロッカーズ)とは
※1970年代に入って、Don Campbellock(ドン・キャンベルロック)が、Fred Mr.Pienguin Berry(Mr.ペンギン)、Fruky Luke(フルーキー・ルーク)と共に、THE Campbellock Dancers(後のThe Lockers)という、伝説的なダンスチームを結成。
後に、グレッグ・キャンベルロック・ジュニア(GREG Campbellock Jr.)を中心に、ウイリアムソン(Bill Slim Robot Williams)、スキーター・ラビット(James Skeeter Rabbit Higgins)、トニー・ゴーゴー(Tony Go-Go Lewis Foster)、シャバドゥ(Adolfo Shabba Doo Higgins)、トニー・バジル(Toni Basil)というメンバーで活動することになる。
■Soul Train(ソウル・トレイン)
映画『ブレイクダンス』
※『ブレイクダンス』は、1984年に公開されたアメリカ映画。国内外にブレイクダンスブームを巻き起こした青春映画である。ストリートダンスのメッカと言われたカリフォルニアのヴェニスビーチなどで撮影された。
■Shabadoo(シャバドゥー)
■TONY GOGO(トニー・ゴーゴー)
日本で、ロックダンスブームが起きたのは、1980年代の頃で、さきほど、紹介した、ロックダンスを広めた重要人物である、トニー・ゴーゴーが、日本の九州に在住し始めて、ロックダンスがより知られることになりました。
そして、トニー・ゴーゴーから、ロックダンスをレクチャーされた、BE BOP CREW の中心人物である、YOSHIBOさん、GAJIROさん、酒見誠二(さかみ せいじ)さんをはじめとしたBE BOP CREWの人達が、日本のダンスシーンに大きな影響を与えました。
BE BOP CREWのおかげで、日本のダンスシーンが大きく変わったと言っても過言ではありません。
現在では、全国各地にBE BOP CREWのメンバーがいます。
BE BOP CREWとは
※1982年に結成され、日本ダンスシーンの創世記から現在に至るまで、ダンスシーンを牽引し続け、様々なスタイルを築き上げてきたダンスチームBe Bop Crew。昨年、35周年を迎えられました。
1970年代の曲で踊られることが多いロックダンス
ロックダンスで使われる音楽は、当時、流行していた、FUNK(ファンク)、SOUL MUSIC(ソウル・ミュージック)で踊られることが多いです。
定番曲としては、
Sly & The Family Stone(スライ&ザファミリーストーン)の、Dance To The Music(ダンス・トゥ・ザ・ミュージック)や、Rufus Thomas(ルーファス・トーマス)の、Do The Funky Penguin(ドゥ・ザ・ファンキー・ペンギン)などが挙げられます。
■Dance To The Music(ダンス・トゥ・ザ・ミュージック)
■Do The Funky Penguin(ドゥ・ザ・ファンキー・ペンギン)
ロックダンス初心者のための基本と練習方法
ロックダンスは、体を固める、LOCK(ロック)、ヒジから腕を回しながら上げる、TWIRL(トゥエル)、指を差す動作、POINT(ポイント)など、特徴的な動きが多いダンスで、基本的には、アップのリズムで踊ります。
ロックダンスは、簡単のように見えますが、それなりの形になるには、結構時間がかかります。ポーズ1つにしても、しっかりと基礎ができていないと、カッコ良くは見えません。
すべてのダンスにいえることかも知れませんが、ロックダンスも、また、基礎練習、反復練習がとても大事なダンスです。
ロックダンスの基礎は、激しくドタバタとする動きが少ないので(ステップの種類によりますが)、練習場所を選ばないところがメリットで、やる気さえあれば、いくらでも腕を磨くことができます。
そして、ヒップホップダンス などと比較した時に、ロックダンスの基本は、とにかく練習につきます。
同じ動きを、何100回、何1000回と、練習を繰り返してきたダンサーが魅せる動きは、同じ動きをしていても、貫録、雰囲気が全然違います。
そう!この雰囲気もとても重要な要素になります。自分なりの形ができるまで、まずは、基本の動きを徹底的に練習しましょう!
あと、自分が好きなダンサーがいれば、その人を見て雰囲気をつかむのもありですね!
まずは基本の5つのステップをマスターしよう!
アップリズム
ロックのリズムは、アップのリズム がベースになります。オンカウントで、アップを取ることが、基本になっています。アップリズム取りを、しっかりと体で覚えましょう。
アップのリズムは、ダウンのリズムにくらべて少し難しいので、しっかりと反復練習して身につけて下さい。
どのダンスジャンルでも同じことが言えますが、リズムがしっかりと取れていないと、ダンスがカッコ良くなりません。
TWIRL(トゥエル)
手を耳の横まで、巻き上げる動きで、ロックダンスの基本の技になります。
トゥエルの動きは、これから、ご紹介する、ロックダンスの基本動作にも入ってくる動きなので、まずは、このトゥエルをマスターすることで、他の動きも、やりやすくなります。
ロックダンスの技としては、本当に基本中の基本なので、カッコいい形になるまで何回も練習しましょう。
POINT
1.ひじのリラックスと、手首の緊張感が大事。
2.体のラインにそって、手を上げていく。
3.手首をリラックスさせて、バウンスする。
4.手首をバウンスさせるときは、手のひらに卵を持っているようなイメージ。
5.手を耳元で、太鼓をたたくイメージ。
6.手は、体の真横のラインで、しっかりとバウンスする。
LOCK(ロック)
ロックダンスの、ロックとは、この動きからきています。腕を身体の前で、ストップさせる動き。
この技は読んで字のごとく、LOCK=鍵をかけるように止まる仕草から、ロックと呼ばれます。
LOCKダンスの代名詞となる動きです。
POINT
1.ひじをしっかりと曲げて、鋭角をつくる。
2.下半身もしっかりと腰を入れてロックする。
3.胸を体の中に落としてロックする。
POINT(ポイント)
ロックダンスの基本中の基本で、指を差す動きです。オンカウントの、ポージングの技としてよく使われます。
胸の反動を使って腕を伸ばし、軌道を一定にする事で、シルエットをキレイに見せます。
POINT
1.指を差す時に、体の通った道通りに腕をもどす。
2.肩のラインから、腕を出す。
3.指を差していない、もう片方の腕もブラブラさせずに、しっかりとストップする。(全体のシルエットをキレイに見せるため)
PACING (ペイシング)
体の横で、パンチを打つような動きで、振り付けなどとは別に、リズムを取るためにも使われます。
日本では、DRUM (ドラム、ノック)とも呼ばれます。ペイシングは、お金を支払うときの動きと似ていることから、ペイシングと呼ばれます。ペイシングは、手首のスナップを使って音を取ります。
POINT
1.ポイントの技と同様に、ひじを肩のラインまで上げますが、違うところは、指を差すのではなく、トゥエルと同様に、手に卵を持つようなイメージで、バウンスさせます。(ドアをノックするようなイメージで)
ロックダンスの基本ステップ
GIVIN’ FIVE(ギビング・ファイブ)
手のひらの先を使い、両手でクラップをする動きで、日本で言うと、おはようや、やぁーなどの、挨拶みたいな、コミュニケーションから生まれた動きです。
音に合わせて、エンカウントを意識して、上下で手のひらをはじきクラップをすると、カッコよく見えます。
POINT
1.手首の返し(スナップ)をきかせてしっかりと、クラップする。
2.エンカウントを意識して、クラップする。
DOUBLE CLAPS(ダブル・クラップ)
体の前後で、手をクラップする動きで、トゥエルをした後などによく使われます。
早い曲で行うときは、しっかりとクラップできるようにしましょう。
POINT
1.ひじを肩の高さでキープした状態でまわす。
2.体のラインの真横でクラップする。
3.腕をまわすときは、最短の距離を通ってクラップする。
4.クラップするときに、腰で前後にリズムを取る。
Don Campbelllock WALK(ドン・キャンベルロック・ウォーク)
LOCKダンスの、創始者である、ドンキャンベルロックの名前を取ってつけた技です。
POINT
1.体の向き(角度)も気をつける。
2.エンカウントもしっかり意識する。
3.腕を上から下におろす時に、荷物を上から下に運び出すイメージで。
4.手をクロスで出して、下でロックする。
5.足を動かすときは、しっかりとアップ・ダウンを入れる。
LOCKERS’ STEP(ロッカーズ・ステップ)
ロッカーズステップは、ボックスステップを、踏むようなイメージです。ダンスの振付けの時の、移動する際などによく使われます。
別名、ウエイティングなどとも呼ばれています。6カウントで、1つの動きになります。
POINT
1.足を出した時は、しっかりと腰を入れる。
2.足は、平均台の上を歩くようなイメージで。
3.足を動かす時に、上半身の動き、手の振りにも気をつける。
SUKUBOPPU(スクーボップ)
このあたりから、基本の複合技になってきます。技の流れに、トゥエルや、ダブルクラップなどが入ります。
POINT
1.腕をクロスした時に、しっかりひざをウエストラインまで上げて、足はかかとに力を入れる。
2.手をオープンする時は、足で荷物を押し出すイメージで。
3.トゥエルをしていない、反対側の手は、手のひらを天井に向ける。
4.エンカウントも意識する。
RIO WALK(リオ・ウォーク)
このステップを作った人の名前から、そう呼ばれています。日本では、ロックステディとも言われています。
少しソウルリズムが入ったステップで、体をダウンした時に、背中を丸めて、ななめ前へステップを踏む感じです。腰の動きが、とても大事な動きです。
POINT
1.しっかりと、ひざをウエストラインまで上げて、足はかかとに力を入れて足首は固定する。
2.腰を動かすときは、腕のリズムもしっかりとキープする。
3.動きをスムーズにみせるため、エンカウントも意識する。
SKEETER RABBIT(スキーター・ラビット)
こちらも作った人の名前からきたステップです。キック、ウォークを組み合わせた技です。
POINT
1.しっかりと、ひざをウエストラインまで上げる。
2.足を蹴り出すときは、ひざ下をリラックスした状態で。
3.体重のかけ方にも注意する。
MUSCLE MAN(マッスル・マン)
腕に力こぶを出すように、マッスルポーズします。
肩のラインまでひじを持ってきて、拳の形でロックをする動きで、ダンスの流れに緩急をつけたりするときに使う動きです。
POINT
1.トゥエルなどと同様に、体の横のラインで、腕をポーズさせます。
2.腕に力が入るように、腕は外に開かないようにする。
3.しつかりとポーズするときは、全身に力を入れる。
STOP AND GO(ストップ・アンド・ゴー)
別名、クイッキーとも呼ばれています。急に体がストップして、また、急に体が動き出しような様をイメージしたステップになります。
前後上下で、アップ、ダウンのリズムを取らないといけないので、少し難しいです。
POINT
1.リズムを意識して、動きにメリハリをつける。
WHICH AWAY(ウィッチ・アウェイ)
どっちの道にいくの?という風な様から、きているステップです。
上下に跳ねるように、バウンスのリズムを取りながら、足をかかとから巻くイメージで、足を振り下ろすステップです。
POINT
1.かかとから巻くイメージで足を振り下ろす。
2.16ビートを使って、しっかりと体をバウンスさせ、体重を左右に乗せ変える練習が必要。
3.上半身は頭と、おへそに重心を意識する。
4.足を切り返すときは、自分の体に足を引きつけて、強く上げる。
5.足をけっこう激しく動かすので、股関節のストレッチをしっかり行う。
SCOOBOT HOP(スクーバーホップ)
動きをダイナミックに見せたりする動きで、スクーボップの応用技みたいな感じです。
足の軌道に注意して、上半身をあまり動かさないようにする方が、カッコよく見えます。
POINT
1.しっかりと、ひざをウエストラインまで上げて、足はかかとに力を入れて、足首は固定する。
2.頭の位置、目線をキープして、上半身の重心を固定する。
3.足を蹴りだしたときは、上半身を固定するのではなく、反対側にスライドさせる。
KICK WALK(キック・ウォーク)
別名、ピンプウォークとも呼ばれています。LOCKダンスでよく使われる、特徴的なステップになります。キックをしながらステップを踏んでいきます。
POINT
1.16ビート、跳ねるリズムを意識して、しっかりと体をバウンスさせる。
2.上半身は、固まらないように、しっかりとリズムをとって音楽に乗る。
MASTERPIECE HANDSHAKE(マスターピース・ハンドシェイク)
2人組でする動きです。ロックダンスは、このような掛け合いのステップがあるのも、特徴的ですね。
POINT
1.リズムに合わせて、動きにメリハリをつける。
ロックダンス初心者さんへ!5つの基本ステップと練習方法!のまとめ
いかがでしたか?
他のストリートダンスに比べて、特徴的な動きが多かったと思います。
ロックダンスは、上半身と下半身が、違う動きをする技も多いので、慣れるまでは、少し難しいダンスでは、あると思います。
しかし、ストリートダンスとしては、歴史も深く、このダンスもまた、自分のダンススタイルを成長させてくれるダンスだと思いますので、是非取り入れてみましょう。
自分自身の雰囲気が出るまで、徹底的に、基本の動きをマスターしましょう!
無料で7日間楽しく学べる!
「ストリートダンス初心者用上達LINE講座7DAYS」発信中!
ただいま、特典レポート「【保存版】ダンス初心者方必見!独学で練習する21のコツ」をプレゼントしています。QRコード読み取りですぐに受け取れます。
スマホでご覧の方はこちらをタップして下さい。
PCでご覧の方はQRを読み取って下さい。